ガーデニングコラム Vol.1
花苗の選び方
今回は、花苗の選び方についてのお話をさせていただきます。
春先になると、園芸店やホームセンターの園芸コーナーなどに、たくさんの花苗が出回るようになります。店先に並ぶ色とりどりの花苗たちを見ているだけでも心がウキウキしてきますね。
長く花を楽しむには「よい苗を選ぶこと」が重要になります。言ってしまえば、よい苗を選べば8割方は花づくりが成功した!と言っても良いかもしれません。
皆さんが花苗を選ぶ時のポイントを紹介します。
《花苗を選ぶ時のポイント》
- ①徒長していないもの
- 一見大きくて立派そうな株に見えても、株全体がヒョロヒョロと間伸びして徒長していたら良い苗とは言えません。見た目が小さめの苗でもしっかりとしたハリのある苗を選ぶことが大事です。
- ②株がグラグラとしていないもの
- 少しゆすってみて、株がグラグラしていないか確認します。
- ③病害虫にかかっていないもの
- アブラムシやハダニがついていないか、カビなどが発生していないかなど確認します。葉の裏もしっかりと確認しましょう。
- ④葉の色が悪くないもの
- 下葉が枯れていないか、黄色く変色している葉が無いか確認します。
- ⑤ポットの底も確認!
- ポットの底も確認し、水抜け穴から古い根が出ていないか確認します。古い根が伸びていたら、根が回っている証拠です。また、ナメクジなどの虫がついていないかも確認しましょう。
花苗を選ぶ時、花や蕾の多さよりも、株がしっかりとしているか、葉の状態は良いか、ということの方が重要になります。葉や株が元気なら、どんどんと蕾をつけて長期間花を楽しむことができます。
記事提供
株式会社砂丘園芸 グリーンアドバイザー 原田 真理子