子どもの可能性を広げるコラム Vol.3

やる気を引き出す表現名人になる!

私たちの仕事では、親子の会話に立ち会う機会がよくあります。その会話を思い出してみると、随分と子どものやる気を奪っているものが多いように思います。

日常会話の中で随分と、子どもたちはお母さんに手厳しく注意を受けているようです。たとえば、こんな表現が会話の中でなされています。

ひまり :
これどうするんだっけ?
お母さん:
何度も同じことを言わせんでな!こうするんでしょ!
お母さん:
宿題やったの?何で言われんとできんだ!
ひまり :
えっ?!忘れてただけだが!
お母さん:
いつになったらあなたは、自分で出来るようになるのよ!
ひまり:
お父さんだってしてないこともあるが!
ひまり:
またやっちゃった・・・
お母さん:
今度こんな失敗したらお母さん、許さないからね!

こういう言葉・表現は、子どもたちの小さなプライドをくじいているのです。

ついつい、お母さんの感情的な表現が、子どもたちの存在や価値観を傷つけています。

お母さんに考えてほしいのは、子どもたちを動かすものは、お母さんやお父さんや周りの人の愛情なのです。その端的な表現が、言葉なのです。

そのことをいつも忘れないようにして欲しいと願います。

日常的に子どもに発する言葉で、多い表現は何でしょうか。そのことをリストアップしてみてください。そして、それらの言葉が、子どものやる気を引き出すために、有効なものなのかどうかを考えて欲しいのです。

自主的で勇気があって、自律的な子どもを育てるために、どういう促しの言葉が大切なのかを考えてみてください。自分の表現リストに子どものやる気を引き出す言葉を加えていきましょう。

アムルシー教育ネットワーク

進学塾ビーゼミナール 英会話のミネル みつばち・おれんじ児童クラブ
代表 山口英晃

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