子どもの可能性を広げるコラム Vol.2

こんにちは、アムルシー教育ネットワーク 代表の山口と申します。鳥取東部を中心に、学習塾、英会話教室、学童保育、と子どもへの教育を柱とした事業展開で地域貢献を目指しております。

出来ている点に関心をもとう!

こんな不安な時だからこそ、身近な人間関係を良好にし、周囲をいいムードに巻き込んでいきたいものです。

今回は、子どものやる気を引き出すポイントで、一番重要な、子どもの自信をどう作るかを一緒に考えたいと思います。テストが返ってきたばかりの中学2年生のひまり君とお母さんの会話を見てみましょう。

お母さん:
テストの結果どうだったん?
ひまり:
ぜ~んぜん。
お母さん:
何が全然なのよ。解答用紙戻ってきたんでしょ。
ひまり:
何で?お母さんに関係ないが!
お母さん:
関係なくないよ。ひまりのテスト結果をお母さんも共有したいのよ。見せて欲しいな。
ひまり:
やだよ!また点数見て、ぶつぶつ言うんだろ?
お母さん:
言わないわよ!だから見せてみなさいよ。
ひまり:
わかったよ。これだよ。どう?
お母さん:
まだ、数学しか返ってきてないの?
ひまり:
まあね。
お母さん:
この問題は、よくできとるが!大したもんだわ。
お母さんは中学生の時、数学は全然駄目だったんよ。それにしても、ひまりはこの問題、よくわかってるのね。
ひまり:
この問題だけわかっても仕方ないで。全部できんと!
お母さん:
そんなことないわ。できる問題を一つひとつ積み上げていけば いいんだから、ひまりがこの問題をあってたってことが大切なのよ。お母さん、安心したわ。しっかりやってるわね。

結果を見せてもらう時に、子どもが見せてくれたもので、会話をスタートしましょう。数学だけではなく、英語も返ってきているかもしれませんが、そんなことを追求しても意味はありません。大切なことは、子どもの努力を認めて、子どもの能力に対して承認してあげることです。

テストの結果は、子どもにとって、気にしていないと言っていても結構気にしているものです。その時に、点数ではなくて、出来ている点を認めてあげましょう。

テストの点は、過ぎてしまった努力の結果です。この点数を云々しても、良い点数を取れるわけではありません。取り返しはつかないのです。それならば、次の努力に向けて、子どもの自信を強化していった方がいいのです。そのためには、出来てないところにばかり関心を示さないことです。出来ているところに注目しましょう。

アムルシー教育ネットワーク

進学塾ビーゼミナール 英会話のミネル みつばち・おれんじ児童クラブ
代表 山口英晃

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