Vol.4
【地震編】地震直後の二次災害を防ぐ対策
地震が発生した時は、とにかく身を守ることが一番ですが、揺れが収まった直後は二次災害を防ぐための対策が必要です。
(1)火の始末
コンロ等の火を消すことが先決です。(ただし、最近の都市ガス・LPガスは震度5弱以上になると自動的にガスの供給を遮断して火が消えるようになっている。)揺れている最中に慌てて火を消しに行き、ヤケドをすることもあるので、火の始末は揺れが収まってから。
もし出火しても、炎が大きく燃え上がるまでには2~3分の時間があるので、火が小さいうちに消すことが重要。
(2)出口の確保
揺れが大きいとドアが変形して開かなくなり、室内やトイレ・お風呂などに閉じ込められることも。身の安全が確保できたら、ドアを開けて出口を確保しましょう。マンションで玄関の扉が変形して開かなくなった時は、バルコニー側の避難路から隣室へ脱出します。
(3)通電火災に留意
地震で停電した場合、電化製品のプラグを差したままにしておくと、電気が通った時にショートして火事になることがあります。これを通電火災と言い、阪神淡路大震災でも発生して多くの家屋が消失しました。
停電時は必ずブレーカーを切って避難しましょう。
ちなみに、震度5弱以上になると自動的にブレーカーを切る防災グッズも販売されています。
(4)余震や津波に注意
大地震の後は必ず余震が発生します。本震で崩れかけた建物や、室内での倒れかけた家具などは、余震で更に被害が拡大する可能性があるため、危険箇所には近寄らないことが一番です。また、海岸近くでは揺れの大小に関わらず、津波の可能性があるので、津波警報等の発令を待つことなくすぐに高台へ逃げましょう。
記事提供
全労済鳥取県本部 木岡繁男(防災士)
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