3分で分かる職場のメンタルヘルス対策Vol.7

セルフケア(自分で行うメンタルケア)について(6)

~ストレスを溜め込みやすいマイナスのセルフトークを改善しよう!~
  前回、「認知のゆがみ」がストレスを発生しやすいというお話をしましたが、今回は「認知のゆがみ」の解消方法についてお話します。皆さんは「セルフトーク」という言葉をご存知ですか?セルフトークとは「ある出来事が発生したときに、こころでつぶやく言葉」のことです。

例えば職場の先輩から間違いを指摘され、怒られた場合・・・
①「チェッ!いつもオレばかり怒りやがって!先輩は自分の事が嫌いに違いない!」(読心)
②「何故、自分はいつも間違いばかりしてしまうんだろう?どうせ自分はダメな人間なんだ・・・」(どうせ思考)
③「先輩に怒られたのは辛いが間違いをした自分が悪い。次から気をつけよう!」

などの「こころのつぶやき」です。③のようなセルフトークの方は気持ちの切り替えが早く出来るため、ストレスを抱えにくいです。しかし、①や②のようなセルフトークだとクヨクヨ考えたり、怒りが収まらなかったりしてずっとストレスを抱えてしまいがちです。①や②のように「認知のゆがみ」を伴うセルフトークを「マイナスのセルフトーク」と言います。

皆さんには上記のようなセルフトークの習慣はありませんか?急に変えていくのは難しいですが自分自身で少し意識することによってプラスのセルフトークをつぶやくようになれます。自分はどうなのか?少し考えてみて下さい。そこからが自分を変えるチャンスとなります。

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