みんなの防災シリーズVol.2

【地震編】命を守る家の中の対策。その1:家具の転倒防止法

 20年前の阪神・淡路大震災当時、家具の転倒防止対策は進んでおらず、タンスや食器棚などが倒れて下敷きとなって多くの方が亡くなり、またケガをしました。

 大地震では家具の転倒だけでなく、食器の落下・散乱により足をケガし、避難行動に支障をきたすこともあります。

 また、テレビや電子レンジが宙を飛び、ピアノが部屋の中で動き回るといった想像もできないことも起きます。

 地震対策では住宅自体の耐震化はもちろんですが、家の中の対策も重要です。ぜひ、チェックしてください。

■家具の主な転倒防止対策

(1)L字金具やチェーン式のポイント

①ネジはクロスなどの壁板ではなく、柱や壁の内側の間柱・胴縁に固定しなければ効果がありません。

(2)ポール式ツッパリ棒のポイント

①下からの突き上げで天井が破損することがあり、当て板などの補強が必要です。
※ツッパリ棒を当て板と家具にネジ固定すると効果的
※家具と天井が空き過ぎると揺れですぐ外れる
②ツッパリ棒は、家具の奥(壁に付くくらい)に設置し、家具の両側の側板部に固定します。
※壁から離して手前に設置すると揺れたときに外れやすくなる
③ツッパリ棒だけでなく、家具の下にストッパーや粘着マットを敷くなどして併用すると効果は増します。

寝室には家具を置かないことが一番の対策です。

記事提供

全労済鳥取県本部 木岡繁男(防災士)
保障のことなら全労済鳥取県本部へ TEL0857-22-8234
住宅・家財の保障はすまいる共済 で

Copyright © 一般財団法人鳥取市中小企業勤労者福祉サービスセンター All Rights Reserved.